6月は梅雨などの気圧の関係で、体の不調を訴える人が多くなります。
この時期になると頭痛がひどかったり、めまいがしたりと人によってはとても大変です。
ですが分からない人には分からないので、仮病…?六月病(五月病)…?とも取られかねません。

  

6月はめまいの季節

今日はめまいと言えばの代表格、メニエール病について書こうと思います。

メニエール病は不治の病とも言われ、一度かかると完治するという事は無いと言われる病気です。
治療もビタミン剤・利尿剤などの対症療法しかありません。

立っていられない程のめまいが起き、安静にして横になると少し落ち着く物の、体の一部を動かしたら、グラッとめまいが助長され、吐き気に襲われ場合によっては嘔吐もします。

これらのめまみの時に耳鳴り・難聴を伴うのが、メニエール病です。

過度のストレス・必要以上の目の酷使・寝不足・電子機器(スマホ等)の使いすぎなどが要因でめまいが起こります。

◆メニエール病でも、めまいがあるのと無いのとがある

蝸牛型メニエール病(かぎゅうがたメニエール)

めまいがなく、どちらかの耳で低音の聞こえが悪くなったり良くなったりを繰り返します。
聞こえが良くなっても、数週間、数ヶ月してまた悪くなります。
聞こえが良くなる時期に体がだるくなったり、軽いふらつきがある場合があります。

メニエール病

どちらかの耳で低音の聞こえが悪くなり、耳鳴り めまい が同時に起きます。
聞こえが良くなる時期にめまいが起きます。
めまいは、1時間から3時間以上と長時間に渡り普通に継続します。

めまいの無い蝸牛型メニエール病からメニエール病に移行する事が多いです。
今はめまいが無くても、3年ほどするとめまいがあるメニエール病に移行する可能性が大きいので注意してください。
上記に記載した通り、メニエール病になると耳の聴力がよくなるたびに激しいめまいが起き、何時間も吐き続ける羽目になります。

治療って

漢方薬を服用するといいです。

もうメニエール病で病院にかかっている方は処方されているでしょうが
苓桂朮甘湯エキス顆粒(りょうけいじゅつかんとう)五苓散(ごれいさん)が効き目あります。
いずれも利尿の漢方薬となっています。

高性能の3テスラのMRI設備がある病院なら、メニエール病の原因になる「内リンパ水腫」をMRIで見られるそうです。
3テスラのMRI設備がある病院は限られています。
一泊入院して、中耳に造影剤を入れて24時間後に3テスラのMRI検査を行います。
この検査が必要なのは、メニエールの重病者でめまいが頻繁にあり、耳の手術をするかどうかの判断基準の段階の患者さんとなります。
必要であれば、主治医からMRI検査が出来る病院に紹介状が書かれます。

まとめ

「めまいがするので休みます。」
「めまい位で休むなよ。こっちがめまいするよ」みたいな会話というか連絡、社会人経験が長ければ一度は見ていると思います。
めまいは日常生活が送れないので、本人にとっては切実です。
出来る範囲で構わないので、暖かい目で見守ってあげてください。
気圧の変化が激しい時期が過ぎたら、落ち着くことも多いので。