お中元の時期についてはこちらで記事を書いたので、今回はマナーに特化して記事を書きます。
お中元を贈るあなたが、
感謝したい人に贈れば良いわけです。

・新入社員で、上司に贈る場合
・恩師に贈る場合
・友人や知人に贈る場合
・義父、義母に贈る場合

どれに該当するかによって、マナーが変わってきますが、今回は新入社員で、上司に贈る場合の事を書きます。

  

なぜこんな早い時期からお中元ネタなのかというと、 実は6月中に手配しておくと、割引き特典がある販売店やデパートもあるのです。
数を多く出すのなら、早いうちに決めておくとお得なのです。

1章 そもそも、何でお中元を贈るのか?

お中元は、道教の風習、三元(上元・中元・下元)の1つの「中元」(旧暦7月15日)に行われていた、祖先の霊を供養する日。
そして江戸時代以降、お中元の日に親類や知人がきて、お盆のお礼として日頃の感謝と相手の健康を願う気持ちを込めて贈りものを送るという習慣になったというもの。
ちなみにお歳暮はというと、お正月の先祖の霊を迎えるためのお供え物を暮れまでに届ける風習が変化したものとのことです。

それが現代では「いかがお過ごしですか」という季節のあいさつを表すものになったといいます。

2章 まず新入社員で、上司に贈る場合

・お中元を贈る場合に気をつけた方が良いことは?

新入社員が上司にお歳暮を贈るかどうか、就職した会社の社風によって変わります。
さらに「社員間での贈答は禁止」という決まりがある事もあります。
会社によって違うので、職場の先輩に去年はどうだったかまず聞くことが大事です。

先輩達が贈っている、そういう風土なのだと納得し、上司に「お中元やお歳暮を贈ろう」
と思った場合、お中元お歳暮を贈るわけですが、自分が移動しても、上司が退職しても贈り続けるのが常識で、
止めるのは一般的にマナー違反です。

特別な理由が無い限り、贈り続ける覚悟が必要です。

3000円~5000円でいいでしょう。懐具合も理解されているでしょうから高価な物を贈る必要はありません。
日頃の感謝の気持ちが伝われば良いでしょう。

3章 贈ると失礼に当たる物

昔は、現金に関連するものについてはタブーとされて来ましたが、
現在のお歳暮を贈る意味合いとしての「感謝」として、
ギフトカードやビール券などの金券が使われる様になって来ています。

現在も送ってはいけない物として、よくないことを連想させたり、
語呂合わせが悪かったりするため、お歳暮として相応しくないとされている場合があります。

 櫛「4」は「死」。「9」は「苦」を連想させます。

 ハンカチ=手巾(てきれ)=手切れに通じこれっきり会いたくないととられる場合も

ハサミ・刃物類=切れる、縁を断ち切るの連想

靴・靴下・スリッパなどの履き物類=踏む、踏みつけるという意味があり目上の人に送るには不向きです。

筆記用具類・時計 勤勉さを求めるという意味があるので目上の人には避けた方がいいでしょう。

 直接身につける下着類などもよくないですね。

以上の物を贈るのは避けた方が無難です。

まとめ

相手を思いやるいい習慣だと思いますが、重荷になっていてはつらいです。
最初に、出し続けられるかどうかを検討してお中元を出し始めましょう。
同じ贈り物を出すのでも、お歳暮だけでも良いわけですから。