五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称です。
無気力「だるい」「めんどうくさい」「何もしたくない」焦り「どうしよう」といったものが多いです。

  

この5月病かもしれない、どんな症状か?

日本では新年度となる4月に、大学の新入生や会社の新社員等が、入学・就職・異動・一人暮らしなど新しい環境へ身を投じることになり、それを期待・やる気などで乗り切ろうとしますが、その新しい環境に適応できないでいると、人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称となっています。

症状としては 抑うつ、無気力、不安感、焦りなどが特徴的な症状で、人に訴える症状としては、不眠・疲労感・食欲不振・やる気が出ない・人との関わりが億劫などが多く言われます。

「だるい」「めんどうくさい」「何もしたくない」「どうしよう」といった所です。

5月病をぬけ出す方法はどんな事をすればいい?

医学的な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断されます。五月病という病気はありません。

ただ適応障害は5月だけでなく、人によっては夏休みが終わった9月頃に発症するなど、その発症は時期が固定ではありません。

適応障害の症状が進むと、うつ病になる可能性もあり、うつ病の症状が進むと、希死念慮(自分は死ななければいけないという強い思い込み)がでたりするので生命の危機につながるので、過保護なのも良くありませんが、ほっとけば治るよと簡単に切り捨てて良いものではありません。

おかしいなと思ったらすぐに病院にいきましょう。それが気分障害であれば少し注意すれば治るでしょうし、適応障害の場合も、早め早めの休息・対応が必要です。

今後、5月病にならないためにどうしたらいい?

五月病にかかったなと思ったら、何かしなきゃ!と思うのではなくて、「何かしたい!」と思うまでは休憩中と思いましょう。

対応策としては当たり前ですが、気分転換をし、ストレスをためないよう心がけるのが大事です。
ただし、食事やアルコールに頼りすぎる気分転換は、摂食障害や急性アルコール中毒など、別の問題を引き起こす可能性があるため、あまり勧められません。
通学・出勤するときの道を変えてみたり、道行く木々の形を観賞したり小さな変化を気にかけて生活すると良い方向に向かいます。
中学校や高校など、以前の環境の友人と会ったりするのもとても良いことだと思います。

まとめ

以前と比べて、五月病は怠け、という風潮が減ってきており、酷いうつ病にまでならなくていいのではと思います。判断は難しい所ですけど。